4ストスポーツの代名詞GSXシリーズの誕生

GSXシリーズとは?
バイクはその昔、かなり長い期間にわたって2ストロークが主な構造となっていました。
しかし、60年代後半から70年代になると、より安定的にパワーを出せる4ストロークエンジンへのシフトが始まりました。
スズキでも70年代になると、4ストロークエンジンの開発に力を入れるようになります。
スズキはそれまで2ストロークエンジンの開発において世界を引っ張る力を持っていましたので、大きな転換点を迎えたと言えるでしょう。
4ストロークから2ストロークへの変更の始まりとして、GSシリーズが発表されました。
このシリーズは中型クラスの排気量モデルでは並列2気筒エンジンとし、大型では並列4気筒エンジンを積んでいました。
スズキでは初めての4ストロークながら、かなり高いパフォーマンスと安定性を示し、日本国内のみならず世界中で高い評価を受けます。
これにより4ストロークエンジンバイクのジャンルでも、スズキのブランド力が高まっていったのです。
そして、GSシリーズは80年代になるとGSXシリーズとして名前を変えます。
このシリーズは、スズキのラインナップの中でも特にハイパフォーマンスのモデルを送り出すのが特徴となっています。
レーシングマシンをベースとするモデルもあり、スーパースポーツとしての立場に就くシリーズとして開発を進めてきました。
このモデルは常にスズキの最新の技術を盛り込んだもので、どの世代のモデルにおいても当時の世界トップクラスの性能を誇ります。
特にTSCCヘッドというスズキオリジナルの構造を搭載するようになってからはさらに走行性能に磨きをかけ、世界中のライダーの憧れの的となってきたのです。
GSXシリーズの主なバイクについて
1980年に発売されたGSX250Eは、400モデルと同じく、圧倒的な走行バランスを持つスポーツタイプのバイクとして人気を集めました。
その後1983年になると、このGSX250Eは人気の高かったカタナのデザインを取り入れて、シャープなフォルムから流れるようなボディーに変更されています。
その後もこのモデルは同じ名称を引き継ぎながら、時代に合わせてデザインでも技術の面でもトップクラスの技術を詰め込んだバイクとして注目され続けます。
他の主なモデルとしては、GSX-Rがあります。
これはレーサーレプリカモデルで、レースモデルに憧れるライダーの目を釘付けにしたバイクです。
世界中で非常に大きな反響を呼び、今でも旧車を集めるコレクターがいるほどです。
また、世界的に人気の高いハヤブサも、2000年代初頭はGSXシリーズとして出されていた過去があります。
まさにモンスターマシンとして、圧倒的な力を持つモデルもやはりGSXシリーズとして成長していったわけです。