マン島TTレース日本人初の優勝者

優勝カップ オフ 投稿者: SLlov7uk

1963年英国マン島TTレース日本人初の優勝者スズキの社員ライダー

1963年英国マン島TTレース日本人初の優勝者スズキの社員ライダーでした。
その人は伊藤光夫氏でスズキ株式会社の社員でありライダーでもあった人です。

伊藤氏が活躍したのは1959年から1969年のことで上記の英国マン島TTレースのみではなく二輪車世界ロードレース選手権などでも活躍したのです。
そしてレース引退後はスズキの様々な活動に協力的でレースに関する業務や車両に関する業務に身を置き熱心な活動をしてきました。

特にケビン・シュワンツのような世界チャンピオンの育成は素晴らしいものですし、その他にもMFJの技術委員としての活躍もあり二輪の世界を引っ張ってきたと言って良いでしょう。
このようにスズキにずいぶんと貢献してこの世界を引っ張ってきたのは伊藤氏ですし、今の安定したバイク市場は伊藤氏のような人の協力や努力ゆえだといえます。

MFJモーターサイクルスポーツ殿堂入り

そんな伊藤氏はMFJモーターサイクルスポーツ殿堂入りに選ばれたのです。
その理由は伊藤氏の功績がMFJに協力的であることやかつての輝かしい成績があることでしょう。
MFJモーターサイクルスポーツ殿堂入りとなると、今後の活躍も期待されます。
今後の期待される活躍というと日本のモータースポーツの歴史を後世につたえること、より素晴らしい技術の向上にのために活躍すること、後継者の育成などバイク技術のますますの発展させることでしょう。

伊藤氏はこの受賞については当時の担当者すべてに送られるものであるべきで自分一人の物ではないと述べました。
またTTレースの参加の英断は二代目社長であった鈴木俊三氏によるもので自分自身はチームの一員に過ぎないとも述べたのです。
それでもこの受賞は嬉しいと伊藤氏は素直な気持ちも話しています。

英国マン島TTレースについて

ではここで伊藤氏が日本人初の優勝者となった英国マン島TTレースについて少し詳しく見てみましょう。
どのようなレースなのかわかると、バイクに関しての良い豆知識になるでしょう。

このレースは1907年からずっと開催されているバイクのレースでイギリス王室属国のマン島が舞台で周回コースで行われています。
元々はヨーロッパの都市を同士結んで行うもので都市間長距離移動レースと言いました。
その名の由来は ツーリスト・トロフィーでTTということですがツーリストは旅行者の意味ではなく遠征に行くスポーツ選手という意味です。
しかしバイクのレースの場合ツーリストはライダーということになります。

なかなかハードなバイクのレースのために伊藤氏の日本人初の優勝は素晴らしいことです。
伊藤氏の優勝をきっかけに色々な選手たちもこの優勝を意識して切磋琢磨するようになったでしょう。