MotoGPでチャンピオンとなったマシンたち

no image オフ 投稿者: SLlov7uk

MotoGPチャンピオン歴代のマシン

1976年、当時最高峰の500ccでタイトルを取ったのはRG500です。
スズキが500ccクラスでタイトルを獲ったのは初めてで、チームにとっても記憶に残るマシンです。
水冷式の2ストロークエンジンで、スクエア4気筒です。

ワークスマシンはその後市販車にもなり、レーサーモデルとして高い人気を誇ります。
もともとRGシリーズはスズキが得意としていた分野で、安定感のある走りと伸びのあるエンジンでワークスマシン、市販車のどちらも高い評価を受けています。

RGV-Γ500は協議専用のバイクとして開発され、その軽いボディーと軽快な運動性能を武器として勝利を重ねました。
当時の最新技術を惜しげもなく織り込んで、パワーアップと剛性の強化が行われて行き、戦闘力が高められています。
年によってバランス調整に悩む時もありましたが、スズキの強さをけん引するマシンとなっています。

1000ccクラスでは、なんと言ってもGSX-R1000が最も有名で高い実績を残しています。
2020MotoGPではスズキが文句なしのチャンピオンを獲得していますが、その栄誉をもたらしたのはGSX-R1000の功績が欠かせません。
驚異的なボディーの軽さとバランス、モンスター級のパワーを叩きだすエンジンが組み合わさって、他を圧倒する速さを見せます。

MotoGPでチャンピオンを獲ったライダーを紹介

1976年に初タイトルを獲ったのが、バリーシーンです。
2年連続で世界チャンピオンを獲得するなど、その安定した強さを見せつけています。
しかもレース会場に自らロールスロイスを運転して登場したり、ヘリで来場したりとこの時代ならではのスター性を発揮してくれました。
強さと共にその話題性もこの時代ならではもので、スズキファンを熱くさせるチャンピオンでもあります。

1981年にワールドチャンピオンとなったのがマルコ・ルッキネリです。
1980年初期はスズキが圧倒的な強さを見せていた時代で、常に表彰状の上位を独占していました。
その中でもマルコ・ルッキネリは「クレイジーホース」という愛称を付けられるほど、アグレッシブで攻めの姿勢を貫いたライダーでした。
スズキの強いパワー特性を完璧にコントロールして、他を寄せ付けない速さを実現しています。

ケビン・シュワンツは1993年にチャンピオンとなったアメリカ人です。
ブレーキング勝負に非常に強いレーサーで、観る人をハラハラさせるほどの突っ込みはレースを白熱させるものとなりました。
ケビン・シュワンツが操っていたRGV-Γはワークス専用のマシンでしたが、その後強い要望に押されて250ccクラスになってレプリカモデルが市販されています。