スズキのバイクの原点ダイアモンドフリーDF60

ダイヤモンドのイメージ オフ 投稿者: SLlov7uk

スズキダイアモンドフリーDF60の特徴は小型で速いこと

スズキダイアモンドフリーDF60の特徴は小型で速いことです。
スズキダイアモンドフリーDF60は小型ですが最大60km/hの速さが出るのはすばらしいことでしょう。

1953~1957年に販売されていたスズキダイアモンドフリーDF60は当時、ライバル車を抜き断トツでパワーがあったとされています。
小型で見た感じが自転車のようなのですが自転車ではなくバイクなのです。

このようなバイクが1953年に爆発的大ヒットになったので現在のスズキの地位を不動のものにしたのです。
その意味では自転車のように見えてもこれだけお客さまに喜ばれているということですから当時としても画期的なことになるでしょう。

スペックを見よう

ではスズキダイアモンドフリーDF60のスペックを見てみましょう。
エンジンの種類は空冷2サイクル単気筒ピストンバルブです。
そして、2段変速で36ccになるちいさな可愛らしいバイクと言えます。
この2段変速が当時としては高性能だったので巷で人気が出たのではないでしょうか。

またスプロケットホイルを採用していますのでしっかりと部品同士をつなぐ役目をはたしています。
このようなことからスズキダイアモンドフリーDF60は部品などもしっかりとしている良いものを使っているというところが評価できるところです。

ダイアモンドフリーDF60の歴史

ではダイアモンドフリーDF60の歴史を見てみましょう。
ダイアモンドフリーDF60が誕生したのちにスズキの社員が日本横断を成し遂げているところが興味深いです。
札幌と鹿児島間の日本縦段を3名でダイアモンドフリーに乗って18日間で成し遂げました。
何と距離にしますと、3000kmですから当時の人々はずいぶん驚いたのではないでしょうか。

またダイアモンドフリーDF60は農作業の手伝いにも適していたのです。
1953年農作業の運搬の際にこのダイアモンドフリーDF60は役に立ったのでした。

そして1953年と1954年富士山登山をダイアモンドフリーDF60で体験し富士登山レースで2年連続優勝を遂げています。
このときダイアモンドフリーDF60は登山にも長けていることがわかったのです。

こういった一連のスズキの歴史を築いてきたのはダイアモンドフリーDF60の存在が大きいのではないでしょうか。
小さくてパワーたっぷりのダイアモンドDF60はスズキの技術をより高いものに成長させたのです。

そして今でも高い評価を得るスズキのエンジンを生み出す技術はこのダイアモンドフリーDF60で磨いたのでしょう。
こうした先人たちの努力を忘れずに日々バイクと関わりたいものです。
このようにして見ていきますとダイアモンドフリーDF60の存在によってスズキの数々のバイクが生み出されたと言っても良いのではないでしょうか。