スズキも取り組む二輪車リサイクル自主取り組みとは

二輪車リサイクルを行う流れ
大事に乗ってきたバイクも寿命や故障、事故などによって乗れなくなってしまう時が来ます。
そうしたバイクは廃車となってしまいますが、今では自動車と同じようにリサイクル制度が設けられていますので、ぜひともその制度に従うようにしましょう。
スズキなどのバイクメーカーもこの自主的な取り決めに積極的に参加していて、現在では標準的な制度となっています。
この制度の流れとしては、廃車にすることに決めたら自分のバイクが制度対象車となっているかを確認することから始まります。
メーカーやモデル、年式などによって対象になるかどうかが決まります。
引き取り対象車かどうかは、参照システムから簡単にチェックできますので、バイクメーカーのサイトなどから検索してみると良いでしょう。
その後、廃棄するバイクの所有者であることを証明する書類などを準備します。
同時にナンバープレートの返却手続きを済ませて、そのための書類も手元に準備しておくようにしましょう。
ここまで出来たら廃棄を扱うことができる販売店やディーラーなどに持ち込めば終了です。
後は販売店などが処理場まで持っていって必要な処理を行うことになります。
引き取り対象車両はどんな基準で決まる?
この二輪車リサイクル制度が適用される引き取り対象車は、基本的にはほとんどすべてのバイクが当てはまります。
バギーや電動アシスト自転車、サイドカーなどは対象となりませんが、それ以外のいわゆるバイクと呼ばれるものであれば、ほとんどが大丈夫です。
ただし、中にはその構造などから引き取りができないものもありますので、事前に参照システムでチェックしておいた方が無難です。
バイクが動くか不動かは問いませんので、壊れて動かない状態のものでも持ち込めば引き取ってくれます。
キーがある場合は必ずつけた状態で渡すようにすることや、フューエルタンクのキャップをしっかりと締めた状態で引き渡すことに注意しましょう。
さらに、引き取りの場合に車両番号のチェックを行いますので、車両番号が刻まれているところはきれいにしておくと作業がスムーズになります。
毎年順調に二輪車リサイクルがなされている
バイクメーカーなどの協力もあって、二輪車リサイクルは順調になされています。
引き取り台数が多い年は900台近い適用があり、2016年は330台の処理が行われました。
リサイクル率は98パーセントと高い割合を維持していて、この制度によって古いバイクが適正に処理されていることが伺えるでしょう。
年を追うごとに処理を行う販売店が増えるなど、順調に進捗しているため、これからさらに制度が浸透し利用者が増えることが期待されています。