スズキのバイク乗りはスズ菌感染者と呼ばれる

no image オフ 投稿者: SLlov7uk

一つの発想でバイクの歴史がはじまる

今でこそスズキは、車やバイクの老舗メーカーとして、一流企業ですが、もともとは織機メーカーだったのは意外ですよね。
創業者の鈴木道雄は、技術者であり、実業家としてスズキを導いてきました。
もともとは大工で、織機業を営む半面、未来性が薄いことを感じると、新たな事業に乗り出していきます。

精密機械の加工ノウハウもあり、早くから機械技術を活かした、自動車の製造を検討していたといいます。
ある日、釣りに行くのに、自転車にエンジンが付いていたらいいなといった発想で、そこから始まった発想が、今日の二輪車製造にあったとは、思いも寄らぬことだったのではないでしょうか。

スズ菌とは

皆さんは、「スズ菌」という言葉をご存じでしょうか。
スズ菌とは、SUZUKIをこよなく愛する人に、感染するウィルスと言われています。
とはいえ、本物のウィルスではありませんので、人に感染することはまずありません。スズ菌という言葉が生まれたのは、「2ちゃんねる」のバイクのスレからといいます。

あまりいい言葉とは思えませんが、SUZUKIの車やバイクを好き過ぎてしまい、夢中になってしまうんですね。
一度スズ菌にかかってしまうと、なかなか治癒しないといいます。
初期症状は、単にスズキのバイクや車を所有したいというものですが、末期になると、スズキ以外のメーカーは、全く目に入らないといいます。

スズキバイクの魅力

日本のバイクメーカーを揶揄する言葉に、技術のホンダ/芸術のヤマハ/漢のカワサキなどといいます。
では、スズキの場合は、どのようなたとえがあるのでしょうか。
実は嘘かまことか、一部のマニアの間では「変態のスズキ」と呼ばれているんです。

最後に来て変態とは、何ともはや馬鹿にしていると思われるかもしれませんが、これは決して悪い言葉ではなく、良い意味の言葉なんです。
スズキは昔から、特徴のあるバイクを多く輩出しており、個性的な魅力あふれるメーカーとして知られています。

魅了され続けるスズ菌に感染したユーザーたち

これまでの経緯を見ても、スズキのバイクは、最先端技術を用いることが多く、素晴らしいマシンを多く排出しています。
その一方で、あまりにイメージとかけ離れてしまい、ユーザーのニーズに合わないということもよくありました。

実際に、全く売れなくて、1年足らずで生産終了に用いるマシンも多く、ある意味わが道を進む姿勢が、「変態のスズキ」と呼ばれる大きな理由なんです。
例えば、2006年に発売した「スズキ・ブルバード」、排気量が何と1800㏄もあります。
その一方で、世界最速をマークする「隼」を作り出すなど、その確かな技術力は何とも魅力的ですよね。