コストパフォーマンスの高い「ジクサー150」

ジクサー150の概要
スズキ・ジクサーは、インドで生産されているモデルで、名前の由来はGSX-Rのニックネームからきているのだそうです。
ご存じの方もいらっしゃる通り、スズキの生産拠点はインドにもあり、スズキ・モーターサイクル・インディアで、実質的な生産が行われています。
インドを中心とするアジア圏、また中南米で先行販売され、人気となっているマシンです。
インドでは、バイクオブザイヤー13部門を獲得するなど、その人気のほどが伺いしれます。
日本向けには、2017年より販売されたネイキッドタイプ、ジクサー150が販売されています。
今回は、このジクサー150の、2021年モデルをご紹介していきます。
スズキ・ジクサー150の主なスペック
『主要スペック』
エンジン形式:BGA1/空冷4サイクル単気筒SOHC2バルブ
排気量:154cc
最高出力:10kW〈14 PS〉/8,000rpm
最大トルク:14N・m〈1.4 kgf・m〉/ 6,000rpm
全長×全幅×全高:2,020mm×800mm×1,035mm
シート高:795mm
車両重量:139kg
燃料タンク容量:12リットル
タイヤサイズ(前):100/80-17M/C 52S
タイヤサイズ(後):140/60R17M/C 63H
カラー:トリトンブルーメタリック/パールミラレッド/グラススパークルブラック
参考価格:35万2000円
ジクサー150の特徴と魅力はここ
実は今、ひそかに熱い注目を集めているバイクがあります。
それはズバリ、スズキの「ジクサー150」なんです。ご存じの方もいらっしゃる通り、日本は世界一のバイクのシェアを持ちます。
しかしその反面、国内でのバイクの売れ行きはさっぱりで、長らく低迷期にありました。
それがつい最近、小型バイクの需要が高まっており、その中で注目されているのが、ジクサー150というわけなんです。
デザインも、かなりスポーティーな仕上がりで、マフラーはスタイリッシュなだけでなく、マフラーエンドがデュアルになっており、高い排気効率を実現しました。
また、ABSも標準装備ですので、高い安全性も確保しています。
ジクサー150の特徴とメリットはどこ ?
燃費に定評のあるジクサー150ですが、国土交通省届出値によると、ジクサー150の定地燃費値は、2名乗車60km/h走行時で、55.3km/Lをマークしています。
また、WMTCモード値を見ると、1名乗車時の数値で、リッターあたり51.0kmといいますから、かなりの燃費性能と言えるでしょう。
排気量が、154ccということを考えても、かなりのお得感があります。
ジクサー150は、低速から中速に強いタイプで、ロングストローク設計ということもあり、ツーリングなどには最適と言えるでしょう。
といっても、高速道路に弱いわけではありません。
最高出力は14馬力もあり、時速100kmでの回転数は、7000rpm前後といいますから、ある程度の快適走行は楽しめるでしょう。