レジャーバイクとして人気を博したエポ

スズキ エポ(1993年モデル)の特徴はレジャーバイクであること
スズキ エポ(1993年モデル)の特徴はレジャーバイクを復活させたバイクであるということでしょう。
ここでレジャーバイクとは何であるのか気になるという人もいらっしゃるかもしれませんので説明します。
レジャーバイクとは持ち上げたりするのに便利な軽量なバイクのことで1980年代の半ばくらいまでバイクのジャンルとしてあったのですが、そのうちに生産終了になってしまいました。
そんなレジャーバイクを90年代に復活させたのが1993年モデルのスズキエポです。
元々レジャーバイクは1967年のモンキーZ50M型が日本で最初だったのですが2009年にはF1化されています。
初代のスズキエポPV50は1981年にブラックとゴールドという華やかなデザインで登場しました。
この頃はホンダやヤマハもさかんにレジャーバイクを製造していたのです。
代表的なものではホンダがダックスやシェリー、先ほどご紹介したモンキーを製造しヤマハはチャッピーやボビーを製造しました。
スズキはエポPV50の前にはその前身となったバンバンという名のモデルを登場があったのです。
エポPV50はバンバンに改良を加えて作った当時では新しい洗練されたモデルでした。
スズキ エポ(1993年モデル)の歴史をご紹介
では、1993年モデルのスズキエポの歴史をご紹介します。
まずは昭和54年の1979年製造のエポPV50から歴史が始まるのです。
LTD仕様で1981年新たにラインアップされましたが生産終了になってしまいました。
その次は昭和55年である1980年にポッケ(4U1)が登場したのです。
ポッケ(4U1)特徴は何と言いましてもエポよりもかなり小さくなったタイヤでしょう。
前のエポPV50は8インチでしたがポッケは6インチという小さいサイズになったのですっきりとした可愛らしい形になりました。
ハンドルも折りたためるようになっていますのでモンキーと同じようにレジャーバイクそのもので車のトランクに折りたたんで入ります。
そして平成5年の1993年にPV50(NA12A)の登場となり1980年代にあったレジャーモデルの復活となりました。
PV50(NA12A)のスペックはどのようになっているのか
で、PV50(NA12A)のスペックはどのようになっているのか見てみることにしましょう。
レジャーバイクに興味のある方やレトロバイクが好きな方は必見です。
型式はNA12A で全長は1415 mmとなります。
全幅は685 mmで全高920mmになり、シート高は663mmです。
このように見てみますとシート高等が低めになっていますのでレジャーバイクとして使えるようなコンパクト設計です。
モンキーを意識したコンパクトな作りはこのようなところからもわかるでしょう。
スペック自体は初代のエポPV50からはほとんど変わっていないのです。
1990年半ばになると排ガス規制があり50ccクラスのバイクは生産が少なくなってしまいました。
その影響で1993年モデルも姿を消すようになったのです。