グラストラッカーの紹介

ハンドル オフ 投稿者: SLlov7uk

数多くの名車を世に送り続けてきたスズキは、スポーティモデルのバイクやクルーザータイプのオートバイなど、多彩な種類のバイクを現在でも多く販売しています。
また、オンロード、オフロード走行も可能としたグラストラッカーのようなバイクも存在します。
ここでは、スズキが販売するグラストラッカーについて記述していきたいと思います。

グラストラッカー

1990年代以降のトラッカーブームをきっかけとして2000年に誕生したのがグラストラッカーです。
かつてアメリカを舞台に繰り広げられた草レース、グラストラック仕様の車輛をモデルとしていることからこの名称になったと言われています。

フューエルインジェクションシステムが搭載されたバイクで、気圧やエンジンの温度、スロットル開度などを検知して最適な燃料供給を行えます。
また、環境に配慮するためマフラーには三元触媒、二酸化炭素フィードバック制御システムなどが採用されています。

クラシカルでシックな外観を持つエンジンは空冷単気筒SOHC2バルブエンジンとなっていますが、シリンダーにスリーブを持たないメッキシリンダー技術が採用され、優れた放熱性や軽量さを実現しています。
単気筒エンジンならではのフィーリング、細やかなスロットルワークが特徴のバイクです。

魅力について

オンロードもオフロードも走ることができ、尚且つ街乗りでもストレスなく走行することが可能なハイレスポンスなアクセルフィーリングがこのバイクの魅力ではないでしょうか。
一つの特性を昇華させたバイクではなく、マルチな走行性能を求めたスズキの結晶とも言えるバイクと認識することもできます。

優れたアクセルレスポンスは街乗りでストレスを感じさせることはありませんし、軽量コンパクトなボディは狭い路地での切り替えしも楽に行えます。

見た目のクラシカルなデザインもこのバイクの魅力であり特徴です。
一見古臭そうにも見える外観フォルムですが、細かく見ると様々な部分に拘りが見え隠れしており、スズキの芸の細かさを知ることができるでしょう。

もちろん、実際の走りの性能も抜群で、かつての米国草レース仕様の車輛をモデルにしただけあり、オンロードでもオフロードでも高いポテンシャルを見せてくれるでしょう。
軽量ボディが繰り出す加速性能と、細やかなアクセルフィーリングによるコーナリングはライダーにとって大きな武器となるでしょう。

グラストラッカーはその外見上の特徴もあり、好き嫌いが大きく分かれてしまうバイクかもしれません。
しかし、実際にこのバイクに乗ってみると、そのクラシカルなイメージはきっと音を立てて崩れ落ちるでしょう。
多くの方に魅力を知ってほしい、そう思えるバイクです。