2021年モデルの「ハヤブサ」が登場

スピード競争の決着 !
20世紀最速のバイクといわれるハヤブサは、当時市販車で最速であった「ホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバードの」の記録を塗り替え、312km/hの驚異的な記録をマークしました。
当時は、ほかのメーカーも300km/h越えの挑戦を続けており、これで一応の決着がついた形になりました。
しかし、こうした過剰な競争に待ったをかけたのが、EUの行政関係者からでした。
その理由は、スピード競争は危険であり、規制が必要なのではと一石を投じました。
以来2輪メーカー各社は、リミッターの制限を設け、スピードメーターも300km/hまでに抑える、自粛を行うことになりました。
スズキ・ハヤブサの主なスペック
『ハヤブサ2021年モデル・主要スペック』
エンジン形式:DXA1/水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
排気量:1339cc
最高出力:188ps/9,700rpm
最大トルク:15.2kgf・m/7,000rpm
全長×全幅×全高:2180mm×1165mm×735mm
シート高:800mm
車両重量:264kg
燃料タンク容量:20.0リットル
タイヤサイズ(前):120/70ZR17M/C(58W)
タイヤサイズ(後):190/50ZR17M/C(73W)
参考価格:税込215万6000円〜222万2000円
ボディカラー:グラススパークルブラック×キャンディバーントゴールド
:グラススパークルブラック×キャンディバーントゴールド
:ブリリアントホワイト×マットステラブルーメタリック
:マットソードシルバーメタリック×キャンディダーリングレッド
ハヤブサの特徴とメリット
日本向け仕様では、隼の名称が用いられていますが、正式には「スズキ・GSX1300Rハヤブサ」で、海外にも輸出されています。
初代は1999年式で、当時のスピードMAXを打ち出したマシンです。
その後毎年のように仕様変更があり、2007年までが初代モデルとされています。2代目マシンは2008年仕様から2013年までです。
3代目となるハヤブサは、今回の2021年モデルで、7年ぶりの発売となります。
欧州と北米では、すでに販売が開始されており、標準装備としてETC2.0車載器が搭載されているのも、今回のハヤブサの特徴です。
さらに今回、「カラーオーダープラン」が用意されており、好みに応じて外装やパーツ類を含め、なんと18パターンものカラーリングを楽しめるようになりました。
ハヤブサの魅力とは
今回の2021年モデルは、これまでのモデルより、パワー的には少しトーンダウンしています。
とはいえ、日本の公道では、ありあまるほどの力を秘めていますので、特に問題はなさそう。
実際に、ハヤブサの高性能エンジンは、車にも用いら様々な競技に出場しています。
ハヤブサの圧倒的スピードは、200km/hまでの到達時間が、たったの7.9秒といいますから恐れいります。
どのような走りにも耐えうるトルクを持ち、素直なハンドリング性能も、初心者からベテランまで幅広い層に支持されています。
過去の人気投票では、総合1位に選ばれたほどで、ハヤブサ人気はいまだ健在と言えるでしょう。