GPSを初めて搭載したジェベル

スズキ ジェベル250GPS(1998年発売モデル)の特徴
スズキ ジェベル250GPS(1998年発売モデル)の特徴は何と言いましても世界初のGPS搭載のバイクであるということでしょう。
この世界初というのがすばらしいところではないでしょうか。
今ではGPS機能は当たり前のようになっているのです、当時としてはかなり画期的なことだったのです。
このように世界を驚かせた250GPSのべースはDR250Rですが先代のジェベルよりはかなり性能が上がっています。
こうして何も言うことがないほどの性能の良いよくできたバイクに仕上がっているのはスズキの製造部門がこのバイクにかなり力を入れていたからでしょう。
歴史も見てみよう
スズキ ジェベル250GPS(1998年発売モデル)の歴史を辿ってみましょう。
まずは1992年にジェベル250(SJ44A)が製造されたのですがこのバイクはツーリングを意識して作られたのです。
エンジンなどはツーリングや高速運転に合うようにできていましてギヤ比もそのために変更しています。
次はDR250R(SJ45A)が1995年に製造されました。
こちらは前のタイプからフルモデルチェンジを果たし今までとは違う新しい設計のセル付きエンジンを搭載したり、新しくなったセミダブルクレードルフレームを搭載したりということがありました。
このように新しいものを次々に搭載したことで生まれ変わった新しいモデルになったのです。
そしてDR250Rを元に作られたジェベル250XC(SJ45A)が1996年に登場しました。
変更した部分はタンクを10リットルのビッグタンクにしたことやリアキャリアも丸型ヘッドライトも大型にしたというところ等です。
因みにXCというこのバイクの名前はクロスカントリーを意味しています。
このようなバイクの歴史を辿ってスズキ ジェベル250GPSが1998年に製造されるに至ったのです。
世界初のGPS搭載もこのような歴史があってからこそでしょう。
スペックについても知っておきたい
1998年製造のスズキ ジェベル250GPSのスペックについても知っておきたいものです。
型式はSJ45A で全長は2230mmで全幅は890 mmになります。
そして全高1270 mmとなっていてシート高は885 mmです。
気になる人が多い排気量はどのようになっているかというと249ccになっています。
このようなスペックを見ますとライダーが快適に走れるバイクになっているのがよくわかるのではないでしょうか。
大きさは人によって好みもあるでしょうが、標準的に見ますとちょうど良い大きさになっていますので手頃な大きさのバイクに乗りたいという人には適当です。
全高やシート高を見てもそのような適切さが見えます。
排気量は249ccについてはこういった量も好みはあるかもしれませんが快適にバイクらしく走るにはちょうど良いものです。
もっと小さな排気量ですと物足りないとなるかもしれませんが、もっと大きい排気量ですと人によっては扱いにくさを感じるかもしれません。
シートの高さもそんなに低くはなく高過ぎということもないのでバイクらしい雰囲気で乗るには適当な高さではないでしょうか。
残念ながらスズキ ジェベル250GPSは今では販売終了です。