長く乗るならこの1台「SV650X」

スズキ・SVシリーズの主な概要
SVシリーズは、4ストローク水冷90度V型2気筒エンジンマシンとして、スポーツ性を重視したマシンです。
3者に発売されたのは、ハーフカウル仕様のSV400と、ネイキッドタイプのSV400Sの2種類でした。
SVシリーズには、排気量の違いでクラス分けされており、それぞれ400㏄ 650㏄ 1000㏄の 3クラスがあります。
今回ご紹介するのは、このうちSV650系エンジンを搭載したSV650Xです。
SV650は、1999年に発売されましたが、国内ではあまり人気がなく、すぐに販売終了してしまいます。
その一方で、海外では人気を博し、SV650系エンジンの系譜は、ヤマハ・グラディウスにもうけつがれました。
その後、2017年の東京モーターショーで、SV650X発表され、市販車として翌年から販売されました。
スズキ・SV650Xのスペック
『SV650X・2021年モデル主要スペック』
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
排気量:645cc
最高出力:56kW(76.1PS)/8500rpm
最大トルク:64N・m(6.5kgf・m)/8100rpm
全長×全幅×全高:2140mm×730mm×1090mm
シート高:790mm
車両重量:197kg
燃料タンク容量:14リットル
タイヤサイズ(前):120/70ZR17M/C(58W)
タイヤサイズ(後):160/60ZR17M/C(69W)
参考価格:82万9400円
カラー:マットブラックメタリックNo.2/グラススパークルブラック
SV650Xの特徴とメリット
SV650Xは、ネイキッドのSV650がベースになっており、基本的なスペックは2000年モデルとほぼ同じです。では、SV650Xの特徴が、どのようなものなのかをご説明しましょう。
SV650Xは、お洒落というよりも、格好の良さを売りにしているバイクといえます。
2021年モデルでは、カラーリングが一新され、より格好の良さが際立っている仕上がりです。
もちろん、格好の良さだけでなく、かなりのポテンシャルを秘めたマシンであることは、間違いありません。
日本の舗装された道路はかなり走りやすく、ジムカーナなどのレース向けには最適なのではないでしょうか。
スムーズな走りと、パワフルな走行を可能とするSV650Xは、車体も軽く取りまわしも楽に仕上がっています。
SV650Xの魅力とは
スペック的には、SV650とほぼ変わらないのですが、SV650Xの方が多少コンパクトな仕上がりになっています。
エンジンは、定評のある650ccのVツインエンジンで、走りの性能は折り紙付きと言えるでしょう。
SV650Xの魅力は、カフェレーサーテイストの仕上げ感が、とても走りとマッチしているところです。
650ccと聞くと、750ccクラスにかなり劣るのではないか、とお考えの方もいらっしゃいますが、一度乗ると病み付きになるほど、そのパワーを見せつけてくれます。
エンジンなどの性能の違いもありますが、車体重量が200㎏を切るほどの軽さで、女性で大型バイクをお探しの方なら、SV650Xはかなりお勧めのマシンと言えるでしょう。