ツーリングの旅-京都-

京都 オフ 投稿者: SLlov7uk

はんなり京都を走るツーリング

今回は定番の名所にはあまり行かず、隠れた名所を中心に回る京都のはんなりツーリングです。
最初に目指すのは京阪電鉄の中書島駅です。
ここには、激動の幕末時代の京都を語る時には外せない、寺田屋があります。
ルートとしては国道1号線を走るか、名神高速道路・京滋バイパスの巨椋池ICを下りるかになります。
駅から寺田屋までは近いので、すぐに着きます。

寺田屋は、かの有名な坂本龍馬が伏見奉行所の襲撃に遭ったことで知られています。
当時の姿そのままの旅館内には、襲撃時に格闘が起こった部屋、後に龍馬の妻となるお龍が襲撃時に飛び出し龍馬に襲撃のことを伝えたと言われる樽型のお風呂があり、幕末ファンならずとも興味深い場所です。
寺田屋騒動の際の弾痕、刀傷を見ることができます。
そんな歴史を感じる寺田屋ですが、今でも旅館として宿泊することができます。

京都らしい日本庭園、本格的ツーリングも楽しむ

せっかくの京都ツーリングなので、京都らしい日本庭園にも立ち寄ります。
寺田屋から北上し智積院に着いたら、拝観料を支払って庭園を眺めます。
自然の丘をそのまま活かして造られた庭園は、和の心を感じさせます。
5月下旬にはサツキが咲き、より一層美しい庭園となります。
この庭は、あの千利休も好んだと言われており、わびさびの世界に触れることができるでしょう。

次の目的地は比叡山延暦寺なので、比叡山ドライブウェイまで走ります。
丸太町通を東へ行き、白川通と交差したら北上し、北白川別当の交差点で左折すれば山中越ルートに入ります。
ここから先は曲がりくねった山道になりますが、交通量は結構あるため前に市バスが走っているとあまりスピードは出せません。
ドライブウェイの入り口に着けば、ましになるのでそれまでの我慢です。

今回、比叡山東塔まで走って往復して1000円ちょっとかかりました。
そこそこの料金を取られますが、木の香りを楽しみつつ比叡山の荘厳な雰囲気が漂う森林風景の中を走るのは気持ち良く、それだけの価値はあると感じられるでしょう。
山頂パーキングと夢見ヶ丘展望台が比叡山の展望スポットとなっていて、ここから滋賀県の琵琶湖が一望でき、比叡山でなければ見ることができない絶景と言っても良いのではないでしょうか。

比叡山の森林を走るワインディングを抜けると、目的地である比叡山延暦寺東島に着きます。
京都にはたくさんの世界遺産がありますが、その中でも指折りと言えるお寺です。
ここで必ず見ておきたいのが、大講堂近くの開運の鐘と根本中堂です。

延暦寺の荘厳な雰囲気と景色を楽しんだら、京都市内に戻ります。
京都には他にもたくさんの名所がありますし、スイーツやおばんざいといった食の楽しみもあります。
様々な楽しみ方ができますので、自分なりのツーリングルートを開拓していくのも面白いのではないでしょうか。