ツーリングの旅-新潟-

新潟 オフ 投稿者: SLlov7uk

新潟県を一周する

新潟県は非常にルートが多才なので、ツーリングにはもってこいの県と言えます。
そんな新潟県を通る国道8、113、345、352、402号線は日本海夕日ライン、国道290号線は越後やまなみライン、国道253号線はほくほく街道と呼ばれています。
今回は、これらの道と国道252、291号線を走るルートを使って新潟県を一周するツーリングです。

新潟一周ツーリングの流れ

出発点は信濃川の河口、新潟市中央区にある新潟みなとトンネルという水底トンネルです。
トンネルの東西に1本ずつタワーが建っており、タワーの展望室からは素晴らしい日本海の景色を望むことが出来ます。
トンネルを抜ければ国道113号線とすぐに交差して左折し、新潟県を北に行ってから時計周りに一周するのがこのルートになります。
日本海夕日ラインである国道113号線では、海岸沿いの松林、陸側の埠頭を走るので日本海はあまり見えませんが、右前方には山々が見えます。
この山々を数時間後に走ることになりますので、嫌でもテンションが上がって来るのではないでしょうか。

国道345号線に入れば、海岸線を走ることになるので海の景色が楽しめます。
村上市の海岸沿いには瀬波温泉があるだけでなく、鮭、村上牛といった名産品もあります。
村上市を国道345号線でさらに北に行くと、海の名所と言われる笹川流れを通り山形県に出ることもできますが、今回のルートでは越後やまなみラインの国道290号線へ向かうことになります。

国道290号線に入ったら今度は新潟県を南に下っていきます。
村上市から関川村、胎内市を通って新発田市に着くまでは、山間部で自然が豊かな中を走ります。
この間の道路には、適度な上下左右のうねりがあります。

新発田市内を通って阿賀野市に入れば国道49号線と交差します。
そこで左折し、数キロも走ればもう1度国道290号線に入りますが、それまでは国道49号線を一部通ることになります。
福島市へ繋がっているこの道は山間部を通る国道で、近くにある道の駅には県内で有名な新潟みやげとして知られるヤスダヨーグルトの色々なアイス・ヨーグルト、阿賀野川で獲られた川魚の塩焼きなどが売られています。

阿賀野市から加茂市方向へ南に行くと五泉市に入り、山裾の平野部になります。
左にこれから走ることになる山々が見え、加茂市からは再び山間部を走って三条市、長岡市、魚沼市と整備された山道はアップダウンが続いているワインディングで、かなり快適です。
途中で通る長岡市は、フェニックス花火、三尺玉など日本三大花火の開催地として知られています。
このルートにある栃尾地区はジャンボあぶらげと呼ばれる非常に大きな油揚げが有名で、お土産にできるだけでなく道の駅や多くのお店で食べることができます。

魚沼市に入れば越後やまなみラインは終わり、国道252号線と終点がぶつかるので右折し、次に目指すのは南魚沼市となります。
ここで左折すると田子倉湖に繋がっていて、そちらも最高のワインディングとなっています。
国道252号線ではJR只見線の線路と並行して走ることになり、運次第では山間部を走る鉄道風景が見られるかもしれません。

国道252号線の終点は、新潟県と関東地方を結んでいる大動脈と言える国道17号線と交差するので、ここを左折します。
この辺りは八色スイカ、魚沼産コシヒカリ、地酒の産地です。
国道17号線をそのまま走り国道253号線に抜けることもできますが、通行量が多いので17号線近くの魚野川対岸、通行量が少なくて適度にうねりもあり八海山の裾野を行く国道291号線を走ります。

十日町市から上越市までの区間は、このツーリングで最も起伏に富んで楽しめる区間ではないでしょうか。
朝に出発しても、上越市に着く頃にはもう暗くなっているでしょう。
ここまでで全体の4分の3程を走ったことになります。
上越市にある高田公園は、日本三大夜桜のスポットとして知られています。

上越市に入ったらもう1度日本海夕日ラインである国道8号線に戻り、東の新潟市へ帰ることになります。
走行距離は480km程度となりました。
新潟県は結構広いので、この他にも色々な回り方があります。
行ってみたい名所によってルートを変えれば、何度も楽しめるでしょう。